神社や神棚で、神様へのお供え物はどうするの?【正しいお供えの方法】

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投稿者:わたしが都知事

神社や神棚で、神様へのお供え物はどうするの?【正しいお供えの方法】

「神社や神棚へのお供えものは、何を上げればいいの?」

「正しい作法など、あるのでしょうか?」

「神様に関することなので、間違えたくないな。

このようなお悩みは、誰でもありますよね。


本記事で分かることは下記のとおりです。

ぜひ、最後まで目を通していただけると幸いです。


そもそも、神様のお供え物とは何か?

そもそも、神様のお供え物とは何か?

お供え物とは、「神様に召し上がっていただく食事」です。神社では「日共(にっく)」といい、神様へ毎日お供えをします。神社に毎日行くことがありませんから、あまり馴染みがありませんよね。一般家庭でしたら、神棚が想像しやすいのではないでしょうか。ご実家や、祖父・祖母のお家に神棚がありましたよね。神棚にお供えし、日々の平穏や、仕事の発展などを祈願しているのです。ところで、お供え物と聞くとどんなイメージが浮かびますか?なんだか、格調高くて難しく感じてしまいますよね。実は、近年は簡略化され、昔ほど厳しくなくなってきています。一般的には、米やお酒が主流ですがパンやワインをお供え物とする神社もあります。時代の変化が反映されてきたわけですね。ですから、必要以上に難しく考える必要はありません。まずは、大事なポイントを抑えるところから始めましょう。

お供え物の種類【神社と一般家庭で違います】

お供え物の種類【神社と一般家庭で違います】

神様のお供え物は神饌(しんせん)といいます。神社は、儀式の種類や規模によってお供え物の内容が変わります。また、神社と一般家庭にも違いが。神社の代表的なお供え物は、下記のとおりです。


  • 野菜


一般家庭の神棚でしたら、



1番重要なお供え物は「米」です。なぜかというと、日本の歴史が関係しています。古事記に「天照大神(あまてらすおおみかみ)」という神様が登場します。歴史の授業で、名前を聞いたことがありますよね。天照大神が、日本の発展を願い授けたのが「稲」でした。また、現在の11月23日は「勤労感謝の日」ですが。元々は「新嘗祭(にいなめさい)」を執り行う日。新嘗祭とは、「取れた米を神様に献上し、国の安泰を祈り感謝する」という目的がありました。神様と米は古くからつながっており、切っても切れない関係なのです。さて、ここからは馴染みの深い「一般家庭の神棚」を例に解説していきます。


米の種類に決まりはありません。ですが、生の米か炊いた米をお供えすることは覚えておきましょう。


お酒は日本酒が定番です。ですが、ビールをお供えする神社もあります。日本酒は定番ですが、だからといってかたくなに固執する必要はありません。また、注ぐお酒の量も様々です。めいかくな決まりはないので、ご自身のお供えしやすいお酒と量でかまいません。


神社によっては、一合や一生という決まりもあります。ですが、一般家庭においては種類や量に決まりはありません。少しでも良いものをと、お考えでしたら「天然塩」がおススメ。後述しますが、天然塩なら処分の際にお風呂に入れるとお湯がまろやかになります。お塩は、準備しやすいもので大丈夫ですよ。


お水は、その日最初に使う「初水」が良いとされています。ですが、つい忘れて流してしまうこともありますよね。水に関しても、綺麗であればかまいませんです。神様に美味しく召し上がっていただくのが、本来の目的ですので。実際に、水道水、ミネラルウォーター、湧き水などが、お供えに使用されています。中でも最も重要なのは「米」です。米は、古くから日本人が大切にしてきた作物。お供え物に、米は欠かせないものだと覚えておいてください。

正しいお供え物の方法

正しいお供え物の方法

お供えにも順番があるのは、ご存知でしょうか?重要なお供え物から、神様へ近いところに置く決まりがあります。1番重要なのは、「米」だとお伝えしましたよね。ランキングを付けると、米→酒→塩→水の順位になります。

お供え物の配置

お供え物の配置は様々あります。分かりやすいように、今回も一般家庭を例に解説します。一般家庭のお供え物は

米、酒、塩、水でしたよね。


配置は基本的に「1列」です。ですが、神棚のサイズによっては、「2列」で配置することもあります。どちらも基本的な考えは変わりません。米が最も重要で、続いて酒、塩、水の順番です。


  1. 米を神様に近い中央へ置く
  2. 酒を米の左右に置く
  3. 右に塩を置く
  4. 左に水を置く


図にすると、下記のとおりです。


お供え物の配置

基本的な配置は、変わらないことがご理解いただけると思います。

お供え物を交換するタイミング

基本的な考えとしては、「朝一番にお供えし、夕方には下げる」というのが一般的です。ですが、忙しい現代社会では難しい部分もあるかと思います。また、痛みの早いものは夕方まで持たない可能性があります。お菓子は、日持ちするので下げるタイミングが遅れることも。本質として忘れてはいけないことは、「神様に美味しく召し上がっていただく」という考えです。夕方を迎える前に、傷んでしまった食べ物がおいしいでしょうか?数日ほったらかして乾いたご飯がおいしいでしょうか?神様が美味しく召し上がれるかを基準にすると、交換のタイミングに迷わなくなりますよ。また、どうしても忙しく時間がない方でしたら。全てのお供え物をする必要はありません。「今日は申し訳ありませんが、水だけで..。」「時間がないので、生米をお供えします...。」何も、お供えしないわけではありませんから。申し訳なく感じたりする必要はありませんよ。筆者も忙しい日は、水だけしたお供えしないことが多々あります。神様にお供えする気持ちが尊いのです。お供えの本質を忘れず、継続することを大切にしましょう。

交換したお供え物の処分のやり方

交換したお供え物の処分のやり方

「交換したお供え物は、どうしたらいいのかな?」疑問に思われますよね。お供え物は、「神様に召し上がっていただく食事」でしたよね。交換したお供え物は、「神様に捧げた食事のおさがり」であり、とてもありがたいのです。詳しくお話すると、お供え物は神饌(しんせん)。交換したお供え物を、撤下神饌(てっかしんせん)と言います。交換したお供えものには、神様のチカラが宿っているので捨てずにいただくのが、良いとされています。いただくことで、体の中に神様のお力を取り込むことになるわけですね。ですが、1つ注意すべき点が。お供えものに、アレルギーやお酒が体質に合わない方もいらっしゃいます。そういった方は、ムリせず頂かないほうがよいでしょう。

米の処分方法

生米でしたら、数日分をストックして炊き上げると良いでしょう。炊いた米でしたら、下げたその日の夕飯にいただきます。ですが、数日交換しわすれたご飯は、さすがに危険ですよね。日にちが過ぎて食べられないご飯は、家の周りに撒きましょう。そうすることで、土地を清める効果があります。「アパート住まいで、周りにすてられないんだけど...。」そういった方も、おられますよね。その場合は、「塩をかけて清めたあと、白い紙に包んで捨てる」といいですよ。

酒の処分方法


お酒は、土地の清めとして土に撒くのが一般的です。ですが、ストックして料理酒として使ってもかまいませんよ。中には、お風呂に入れて「酒風呂」として楽しむ方も。アルコールが苦手、または体質に合わない方は台所に捨てたり、水に流してもかまいません。一般的な清めとして、玄関や土に撒くがカンタンで良いですね。

塩の処分方法


塩も基本的は、酒と同じです。料理に使っても良し、お清めに使ってもよしです。盛り塩として、玄関に置くのも良いですね。器は特に決まっていませんから、100均のお皿でも問題ありません。天然塩でしたら、お風呂に入れるという方法も。筆者も実際に行っていますが、お湯がまろやかになりますよ。ただし、追い炊き機能のあるお風呂だと、傷めてしまう恐れがあります。ご自身のお風呂を確認して、判断しましょう。

水の処分方法


水は、台所に流してもかまいません。川や、池に流す方法もあります。筆者は、部屋の観葉植物の水やりに使っています。ありがたい水なので、植物が元気になればと考えています。水はお酒と違い、悪くなりやすいです。飲むのは、あまりおすすめできません。ご注意ください。

まとめ【難しく考える必要なし。神様をうやまう心が大切】

まとめ【難しく考える必要なし。神様をうやまう心が大切】

本記事の内容をまとめます。内容は下記のとおりでした。そもそも、お供え物とは何か?お供え物の種類正しいお供えのやり方交換したお供え物の処分のやり方神事にかかわることは、難しそうに思えますよね。もちろん、神社や祭事によっては「厳格なルール」があることは確か。けれども、形式にばかり目を向けて、本質を忘れてしまっては本末転倒です。最初にお伝えした通り、お供えとは「神様へお食事を召し上がっていただく」という行為。神様に喜んでいただくことを、最優先とするべきだと考えています。たとえば、勉強でもそうではないですか?大学受験を控えた学生の目的は「大学受験の合格」です。受験で合格点を取り、大学に入学するのが目的なはず。ところが、いつの間にか勉強することそのものが目的化してしまう。そんな経験、誰しもあるのではないでしょうか?大学に受かることが目的であり、勉強そのものは手段でしかありません。お供えも同じです。最優先は、「神様に美味しい食べ物を召し上がっていただく」なのです。もちろん、しっかりとした作法も大切です。とくに、神社の祭事などは規定がありますから当然です。一般家庭においては、あまり肩肘はらずに取り組んでいただきたいと考えています。なるべく、ムリなく毎日お供えしていただき。健やかな日々を過ごしていただけることを、願っています。